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オフィス内にネットワークを構築する方法とその費用

オフィス内にネットワークを構築する方法とその費用

事業規模の大小にかかわらず、コンタクトセンターのオフィス内にネットワークを構築して業務の効率化を図っている企業は多くあります。これからオフィス内にネットワークを構築したい場合、あるいは新しいネットワークに切り替えたい場合、何から始めたらよいのでしょうか。オフィス内にネットワークを構築する際の方法や手順、費用について解説します。

オフィスネットワークの構築が必要なケースとは?

オフィスネットワークの構築が必要なケースとは?

オフィス環境を改善して業務を効率化するためには、適切なインターネット環境の整備とセキュリティー対策の導入により自社に最適なオフィスネットワークを構築することが有効です。

電話とコンピューターをつなげるCTI機能などのICTを利用して、新たにオフィスネットワークを構築することで、生産性向上や業務効率の改善、顧客対応の向上を狙うことができます。取引先との製品やサービスについてのやり取りの記録や書類作成履歴などを常に共有できる状況にしておけば、他の社員が営業のフォローに入ったり、各種書類を作るための事務作業の時間短縮に役立てることも可能になったりします。部署を超えた情報共有も容易になります。

すでにオフィスネットワークを構築済みの企業では、適切な環境を維持するために、ネットワーク環境の保守や切り替えが必要です。例えば、CRMなどの新システムを導入するタイミングや、クラウド系サービスなどの新たなソリューションを導入するタイミングでネットワークの切り替えを検討するケースがあります。

ネットワークを切り替える場合に特に難しいのが、複数の拠点を持つ企業です。複数拠点で同時に行うのが難しいという問題があります。

拠点ごとにIT管理者を置いているのなら一斉に新しいネットワークに切り替えることも可能ですが、会社のIT管理者が本社にしかいない場合、一斉切り替えができないため、拠点間の業務が混乱するおそれがあります。混乱を避けるために本社在籍の複数のIT管理者を各拠点に出張させて切り替え作業を行う方法もありますが、時間やコストがかかってしまうという難点があります。

IT管理者が不足している場合、このような企業向けのIT専門の派遣スタッフを活用するなどして、同時に複数の拠点の切り替えを行えるような対策を考える必要があります。

ネットワーク構築時の作業について

ネットワーク構築時の作業について

オフィスネットワークは業務効率やセキュリティに直結するため、その構築には高度な知見と多くの作業を要します。

ネットワーク構築時の一般的な作業内容

オフィスネットワークを構築する前に、まずは現状調査を行います。現在のITシステムの構成を把握し、業務フローや必要なセキュリティをチェックして、どのようなネットワークが望ましいのか検討しましょう。社員が望むネットワークを構築するために、直接聞き取り調査を行うこともあります。これらの事前調査によって自社に適したネットワークのあり方を把握しておくことで、効率的にネットワークを構築できます。

接続方式は有線LANと無線LAN、どちらにするのかを決めます。有線LANはケーブルを使用してネットワークを接続する方法で、電波干渉を受けることなく安定した通信状態で利用できるのがメリットです。無線LANにすると、社内のどこからでもネットワークに接続できるようになります。フリーアドレス制を導入している企業や、業務にタブレットなどパソコン以外のツールを使用している企業は無線LANのほうが扱いやすいでしょう。

さらに、調査の結果をもとに利用方針を定め、その方針に沿ってできるだけシンプルな、分かりやすい構成のネットワークを設計します。シンプルなネットワークは使いやすいだけでなく、運用や管理の負担を軽減できるのが利点です。また、情報漏洩リスクに備えてシステムデータの分離化を行う、緊急時でも事業を継続できるように予備システムを確保するなどして、トラブル発生時のリスクに備えます。

このように、適切な設計・運用とセキュリティへの備えが必要なオフィス内のネットワーク構築には、ITに関する高度な知識とスキルを持つスタッフが欠かせません。NTTコム チェオの訪問サポートは、全国各地にいるIT専門スタッフが企業に訪問してネットワークの構築や切り替えをサポートいたします。IT機器の設置や設定、ネットワークの疎通確認などの作業を行います。

ネットワーク構築費用の仕組み

ネットワーク構築費用の仕組み

オフィス内のネットワークを構築するためには、ネットワーク設計費用のほかに設定費用がかかります。作業ごとに費用は変わってきますので、問い合わせしてみるのがよいでしょう。

ネットワーク構築の設計費用と設定費用

ネットワークの構築を外部に委託すると、ネットワークの設計費用とネットワークの設定費用、LANの配線・設定費用やVPN設計費用などがかかります。大まかな作業項目は次の通りです。

設計項目
  • ネットワーク設計
  • ネットワーク構成図
  • 機器管理台帳
  • VPN設計
  • セキュリティ関連
設定項目
  • ネットワーク設定
  • LANケーブルの配置
  • HUBの設置
  • 無線LAN設定
  • VPN設定

※費用はオフィスの規模やパソコンの台数などで変わります

ネットワーク設計

利用方針にのっとって、将来的なユーザー数の増減も考えてネットワークの設計を行います。社内の環境やパソコンの利用状況などから、シンプルで使いやすい、最適な環境を構築するためにネットワーク設計は重要です。

ネットワーク構成図

ネットワークに接続する各パソコンと、ネットワーク機器の接続状況を記した「ネットワーク構成図」を作成する作業になります。

機器管理台帳

ネットワークに関連する機器を管理するための台帳です。ネットワークに接続しているパソコンや、関連機器の用途とスペックなどを記載し一覧にしたものです。

VPN設定

VPNとは、Virtual Private Networkの略で、離れた場所にある拠点同士を専用線で仮想的につなぎ、セキュリティに配慮した安全なデータ通信を可能にしたネットワーク方式です。この場合、本社と拠点、拠点と拠点などはVPNでつなぎますが、社内はLANでつながります。

ネットワーク設定

社内ネットワークやインターネットが使えるように、各パソコンの設定を行います。

セキュリティ関連

ウイルス対策ソフトを導入する場合、パソコン1台から設定できます。ウイルス対策を施した管理サーバーの構築も可能です。そのほか、PCの暗号化やセキュリティ診断、ファイヤウォール機器の設置・設定など、トータルに設定することも可能です。

LANケーブル・HUBの設置

有線LANでネットワークを構築した場合、各パソコンとネットワークを接続するための機器をLANケーブルでつなぐ必要があります。各パソコンにLANケーブルをつなぎ、さらにネットワーク対応の端末機器とLANケーブルをつなぐHUBを設置するための費用はワンフロアごとに変わってくるため、見積もりをとることをおすすめします。

無線LAN設定

無線で社内ネットワークやインターネットが使えるように各パソコンの設定を行います。

まとめ

オフィスのネットワークを構築することで、社内の情報共有が円滑になり、業務の効率化も図れます。各種ソリューションやシステムを導入する際、適切な社内ネットワークがあれば快適に利用できます。これからネットワークを構築する企業や、新しいネットワークに切り替えたい企業は、最適な環境を作るためにネットワーク設計の前段階からしっかり準備しておきましょう。

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